元氣メグル日々 エリカのブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

〈南アフリカ、ジンバブエ旅記2016 その4〉娘アイネとショナの子供たち

レオナード・チアニケ家に行ったら思いがけず子供が沢山いたので、4歳のアイネは遊び相手に事欠かず、本当に幸運だった。

私たちが到着した当日、小学校の男子2人がビスケットの空箱をスコッチケルト(牛車)に見立てて車に紐をつけ、四つん這いになり牛に見立てた自分たちに結んで、スコッチケルト遊びをして四つん這いで駆けずり回っているバカバカしい遊びに爆笑してしまった。ショナの子供たちの無邪気さには、笑いが止まらない。
日本でも娘は泥んこ遊びをよくさせてくれる保育園に通っているが、ここは一面砂地で泥んこでサザ作りのオママゴトをする毎日で、服の汚し方が半端ない。木登り、木の実や果実拾いもよくした。車も大して走っていなくて大草原だ。アイネは自由に走り回り、子供なのでトイレもどこでしてもよいし、大地を転げ回り、泥をこね回して、3週間ほかの子とじゃれあい喧嘩しあいよく遊んだ。
これだけ多くの孫を面倒見るレオナード氏の苦労を思うが、レオナード氏は孫を大切にしており、服やおもちゃなど買い与えていて「子供の世話がなければ、歳をとる意味がない」と意味深いことを話してくれた。
娘は、4歳で日本語を論理的に話せるようになっていたので、言葉の通じない環境にどう適応するかと心配していたが、子供は言葉が通じなくてもコミュニケーションが出来るものなのだ。ショナ語と日本語で喧嘩をしたり、1週間余りでショナの子供たちは「ママ見て」「ダメ」などアイネの口癖をまねてみたり、アイネも「ディチャング(私の物)」「ディネンザラ(お腹すいた)」「ディポ(give me)」など簡単なショナ語を話しだした。子供のコミュニケーション能力とはすごいものだ。

ショナの子供はやはり自立している。アイネも日本では同学年に比べてしっかりしていると、周囲からは言われているが。小学生の子が幼児をお風呂に入れて、アイネのことも洗ってくれたり、料理、洗濯と家事をしていた。祖父母に甘えるなど誰もしていなくて、2歳の子供でも子供たちの輪の中だけで過ごしていた。何か充分に抱っこしてくれたり、甘えさせてくれる人がいないのは可哀想な気もするが、彼らにとって当然で寂しい様子もない。自分の子育てに対しても、ショナの子をみると考えさせられる。

アイネは、日本では私のそばで私のすることを一緒にしたがって、邪魔をして、絵もムビラの練習も集中してできずに来た。しかし、ここではアイネは終日遊び回っていて、私は一日中ムビラを弾いて過ごすことができた。一日一曲新曲を学べて、一日中ムビラを弾きまくれるなんて、こんなムビラ修行ができたのは2009年のパシパミレ師匠との生活以来だ。「学校も3学期あるうちの2学期しか行かなかったら、修了できないように、ムビラも毎日練習し、弾かなければ上達はしない。新しい曲が自分に馴染むのに2、3年はかかるものだ。自分は50年間ムビラを弾いているので、ムビラ学校50年生(グレード50)だ」とレオナード氏は言っていた。ムビラという楽器は、弾くほどに深くなる。日本に帰れば、また看護の仕事と育児にムビラを弾くことは十分にできなくなると分かっているが。

来年はもっと長くレオナード氏宅に滞在させてもらいたいと思っている。アイネにとって、この自然の中友人たちと遊び回れる環境は、なんて自由なのだろう。私にとって、深く集中してムビラ漬けの生活ができる。今年は、ムビラの儀式に2回行けたが、ニアニケ家の親族にはシキロ(霊媒師)の女性もいて儀式も頻繁に行ける。このクムーシャでの、レオナード氏と家族とムビラ修行の生活は、魂を生き生きとさせてくれた。
DSC05649.jpg
DSC05684.jpg
DSC05733.jpg

| アフリカ、ムビラ | 23:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: 素敵!!

他人の子供20人は大変でしたね。でも、20人のちびっこも和さんも素敵な日になったでしょうね。
アフリカの子供は、子供も多く、子供同士の世界で育っていきますよね。大人は、子供に過保護になる余裕がなく、子供も重要な家事や仕事の労働を任されていますから、逞しいですよ。
ひと昔の日本社会も兄弟や近所に子供が多く、子供同士の世界で成長していったのでしょうね。
日本で育つ娘も、こういうアフリカの子供たちの中で過ごす時間をもって、生きる強さを学んでいってほしいと思っています。
その為にも毎年、ジンバブエに帰れる環境を維持したいと、思っているんです。

| ハヤシエリカ | 2016/10/10 01:19 | URL |

素敵!!

愛生音ちゃんの笑顔がとっても素敵な写真で、感慨深いです。
以前、私の家で、近所の子、モハメドくんの誕生会をしたとき、
「近所の友達、みんなうちに呼んでいいよ」といったら、同世代の3,4歳のちびっこが、20人くらい集まって、大変でした。

この近所、家の5,6軒先だけなのに、20人くらいの同世代がいるんですよ。。。まぁ、びっくり・・。

結局私ひとりではどうにもこうにも収集つかず、近所の小学5年生と中学生の男の子に支援を依頼し、子供たちの世話をまかせ、なんとか2時間の誕生日会をのりきりました。
5年生と中学生にもなると、子供の扱いも慣れていて、パーティーの準備もてきぱきやってくれて、とてもたくましかったです。

ブルキナファソの子供たち、生きる力が半端なく高く、見習うべきところがたくさんあります。




| 和 | 2016/10/09 01:23 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://hayashierika.blog99.fc2.com/tb.php/264-e600eca0

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT