元氣メグル日々 エリカのブログ

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エクソダス

ハラレに行く時は、日本大使館に本を借りに寄ることが多い。蔵書はそんなに多くないが、私の図書館代わり。面白いことに、外務省の管轄なのに、現政権を批判するような、外務省批判、反原発、新自由主義やグローバル経済批判の書籍が実に多くて、私には興味深い。こんな辺境の地の大使館だから、契約の職員、他部署からの出向の職員が多く、外から冷静に日本を眺められるからなのか。
日本人の知人に村上龍の「希望の国のエクソダス」という小説も頂いたので読んだ。中学生が「日本にがすべてのものがあるが、希望だけがない」といって既成の教育を拒否し学校にいかなくなり、起業し、最終的に日本政府に影響されない地方自治体を北海道に作りだすという話。2000年単行本が出版されているが、日本の現状はその頃と変わりなく、財政は破綻し、格差社会が広がり、しかし多くの人が現実を直視せずこれからも安全で経済的に豊かな国が続くと自らを騙しながら生きている。こんな面白い小説をなんで当時読まなかったのかと思えば、自分自身がバックパッカーとして、エクソダス(脱出)していた。
日本からは、新安保法改正とか、原発再稼働を目指していくとか、余りに自滅していくニュースばかり聞こえてくる。
日本という国は財政が破綻していつ破産するか分からない。そして、放射能で広範囲に汚染されて健康的に住めない地を作ってしまったにも関わらず、地震活動期の中、原発は54機もあり、放射能汚染が広がる危機を常に持っている。独立国の様相だが、米軍基地を抱え独立国ではけしてない。民主主義は名前だで国家権力は、この独裁国家と呼ばれるジンバブエより暴力的だと思える。リスクがなんて高い国なのだろうと思う。
経済成長が止まったって、経済的に二流、三流の国になったって、未来に希望はなくならない。希望は自分の中にあるものだから。ここで生きていけると自分が思えれば、希望は生まれる。
ジンバブエは自国通貨も維持できずUS$を使用している。財政だって、公務員に給料遅配で破綻している。でも、日本の様に国債を発行しても自国民も買えないし、外国にも売れないから、国債を発行しまくり借金まみれになることもない。ない袖は触れませんと、公務員への給料遅配なんて、健全だと思ってしまう。
国民は、ジンバブエには職がないからと南アフリカに渡ったりするが、みんな口を揃えて「ジンバブエは安全で自然豊かで素晴らしい豊かな国だ」と自国に誇りと希望を持っているのだ。この国は南アフリカに比べたら、治安はとてもいいし、何より農業をしていける豊かな自然がある。
あのハイパーインフレーション時代でも、人々はこの国に希望がない、なんて言わなかった。あの頃も、クムーシャ(農村)で農業をして自給自足して生き延びたのだから。

生命の安全を感じながら、子供を産み育て生活できること。これが国民にとって最も大切な幸せと希望の条件だ。経済的に豊かであることは、絶対条件でない。
そんなことを、この農村で希望を感じながら生活をしている私は思っている。


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