元氣メグル日々 エリカのブログ

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ハント

夕方、入浴を終えて、部屋でリラックスしていたら、14歳の息子ブライトンが「ママ、Turo」とノックしてきた。ドアを開ければ、血まみれのウサギを持ったブライがいた。足が食いちぎられ、内臓も噛まれていた。ヒャー、またこのパターンか。
ある朝、キッチンにフタをされた皿が置いてあるので、誰かサザを昨夜残したかと、覗いてみたら、死んだ小鳥が3匹。朝から悲鳴を上げそうになった。ブライが夜に小鳥を狩ったのだろう。こんなことが、何度もあった。
ウサギは、3$というので、「2$にまけてくれたら買う」とブライに伝えたら、「ママ、これ2$だって」と小ぶりで、内臓が食い破られてもっと血まみれの無残なウサギを抱えてきた。
ここの村人の狩りは、大抵撲殺なのだ。小鳥もパチンコで小石を飛ばして、撃ち落とす。ウサギも石を投げて、犬が追いかけて取ってくるから、血まみれなのだ。ハンターは弓とかナイフではなくて、木のコン棒を持っている場合が多い。
この村に住むものとして、血まみれで食べる気しないとは言えず、ハンターと交渉した。よく見ればなかなか肥えたウサギで相場が6$程度なのに3$は安い。又は、バケツ1杯のチバゲという。チバゲは今はバケツ1杯3$程度だが、年を越して品薄になると6$程度まで価格があがるので、キャッシュで3ドル払った。
私は、今だに鶏の首を切って締めるのも苦手。あの、頭が切り落とされているのにしばらく痙攣して動いているのが嫌だ。10歳のブレビィーだって簡単に締めるのに。このウサギも、皮を剥いで、内臓を取り出すのをブライに任せた。彼は、楽しそうに皮を剥いでいた。
ジンバブエの肉料理の仕方は、まず肉をひたひたの水で湯がなくなるまで十分塩ゆでして、骨の髄まで火を通し肉に塩味をつける。その後、オイルを入れフライし、みじん切りのトマトや玉ねぎをいれシチューに仕上げる。村では、肉は塩を振って囲炉裏で燻って、燻製のドライミートにして保存する。このドライミートも長時間煮て戻し、同じように料理する。
みんな肉が好きだが、小さな肉片を2、3切れずつ夕食に食べるのみで、日本の唐揚げやステーキなどの肉料理に比べたら細やかな食べ方をする。このウサギもそのままの姿で真っ黒に燻製され、片足一食、下半身一食、と5人家族で4日楽しんだ。
私は、魚でも鳥でもヤギやウサギでも、顔を料理したり食べるのも苦手。ショナの文化では、子供が脳ミソを食べる習慣がある。ブライトン達は、ヤギの頭も小さな鍋に入れて長時間煮て食べていた。鍋の蓋を開けるとヤギの顔というのも、なかなかグロテスクだった。このウサギの顔もブライが食べたいと言っていて、無駄にならなくてありがたい。
野ウサギは、野生なので筋肉がしっかりしていて味も濃厚で、とても美味しかった。鶏とも違った味だが、とても食べやすい美味しさを持っている。
この村では、ハトやモルモットの大振りのものを食用に飼っている人もいる。多分、美味しのだろう。
ここに住んでいると、私達は命を頂いて生きているのだと実感する。自分の命も他の命もリアルなのだ。有り難く命を頂くのに、向き合っている命に怖がっている場合ではない。こんな感想を持っているのは、私が人工的な都市で育ったからで、この村の子供たちには当たり前のことなのだ。
うちの娘もヤギや鶏が絞められているのを毎回ただ不思議そうに見ているだけで、怖がる様子はない。

| 未分類 | 18:25 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

引っ越しが終わりました。

こんにちは。
こちらは、昨日引っ越しを終えました。

おうちが見つかったのはなによりだけど、停電に断水、ゴキブリやよくわからない虫、蚊の多さに参っています。
さらに、先週一週間は昼も夜も、ブルキナの屋台ごはんを食べていたら、胃がもたれてしまったので、高級ベトナム料理にかけこみました。
ブルキナにはおいしい昆虫料理(おかしみたいな栄養価の高い食べ物)があるみたいで、それらを振舞われたのですが、食べる勇気も出ず。
アフリカ大好きとかいいながら、あぁ、情けない。
私はやはり先進国の人間なんだなぁ・・。とつくづく。
こちらはお時間のあるときに。関連記事
ヨルダンでウサギを食す↓
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20129232734


| 和 | 2015/07/26 19:25 | URL | ≫ EDIT















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