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元氣メグル日々 エリカのブログ

2015年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年02月

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Shins girl

ジンバブエでは、私と話すときは日本語、他の人と話す時はショナ語で暮らしてきた娘。草原のんびりした環境で、モンベ(牛)とともに草を食むように暮らしてきた私たち。

日本に来ても、ヤクルトをあげたら「これマエウ(雑穀の発酵飲料)よ」という。
胡麻を炒っていたら「カンガ(炒る)ズング(落花生)よ」って、みんなで
よく囲炉裏でズング炒って食べたからね。
豆腐を食べたら「これインビシ(未熟、未調理のもの)よ。」と言う。村の生活では、充分煮て焼いて火を通すこと、果物などを採るのにタカイパ(熟されている)かどうか、子供でもみんなで見極めたからね。

お祖母さんに通じないと思ったか、「もう、アイネ、ドォドォって言わない。ウンチっていうの」「オイって言わない、ハイって言うの」と自分でショナ語を使わないようにしている様子。
でも、独り言は、ショナ語。
私との会話も、単語はかなり
ショナ語。車はモトカリ、自転車もバスコロ、野菜はムリオ、牛乳はムカカ。

草原で暮らしていたから、どこでもゴロゴロ寝転がって遊ぶ癖がある様子。外出先で、駅ビルの通路でも、目を話すとゴロゴロしたり、リラックスしていて通行人に迷惑かけてしまう。
そして、ショッピングセンターなどで、ノリの良い音楽かかると腰を振って踊り出す。多分ジンバブエだったら、可愛いと誰かが付き合って踊ってくれるでしょうが、日本人は完全無視。私だけ、娘のダンスに付き合うよ。
ポイ捨て文化だったから、家で魚の骨を食べたあと床に放ったのは驚いた。家の中は靴を脱げだ、ゴミはポイ捨てしてはいけない、とか細かく言われちゃうね。
公園では、砂場の砂を巻き散らかして遊んだり、他の子がいても押し退けて遊具に登ったり、遊び方が自由でワイルドで、私は他のお母さんに気がねしちゃう。村は、広いし細かいこと言われずに、自由に遊んでいたのに、日本はルールが多いね。

夏のジンバブエから、こんな雪の日本に
来たせいか、言葉も習慣も極端に違うからか、私が仕事に出て慣れない祖母と過ごすことになったためか、帰国して一週間で娘は発熱、嘔吐で3日ぐらい寝込んでしまった。
これまで一年に一回程度しか、病気せず大きくなった子なのに。
日本の中で、この子の逞しさや自由さがなくならないように。ジンバブエの文化の良さを維持しながら、うまく日本の文化に慣れていって欲しいなぁ。

| 日々のこと | 15:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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