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元氣メグル日々 エリカのブログ

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命を感じる日々

このジンバブエでの生活の中で一番問題なのは、現金収入。村の中で人を運んで収入を得る為、1997年のホンダオデッセイを買ったけれど、これも修理続きで収入になっていず、夫は現金収入を求めて首都ハラレに滞在が長くなっている。夫の収入で生活していきたいが、今の所私の持ち出しがかさんでいる。小麦粉、ライス、シュガーといったものを節約して、朝夕サザとベジタブル、ミルクの生活を10日ほどし、子供達は間でチバゲを食べていた。このメイズのみの生活は、メイズもベジタブルも自分の畑で取れたもので、ミルクも家の牛から絞っているので自給率はかなり高い。メイズのみで人は元気で暮らせるのだ、と実感。サザとベジタブルの生活に彩を添えてくれたのが、収穫を迎えたシュガービーンズだった。食べ物をどうにか自給したいと思って、庭に大量にサツマイモを植えてみた。もう雨季を過ぎているので、雨が降らず毎日井戸から水を運んで畑にまく重労働が増えた。畑でガァクワというキュウリやマブジというカボチャ、落花生がとれる。この国は、本当に豊かな土壌だと思う。
牛やニワトリなど動物に囲まれ、火を見つめて過ごし、食物を育て、大空と星々を見つめる毎日。この生活は、今生きていると感じられる。アフリカは自分の命を実感できる。娘は、日本から持ってきたおもちゃより、高い所に上って、「ona(見て)」と言って飛び降りたりして遊んでばかり。でも怪我もしない。運動神経がいいのかも。娘が裸足で駆けずり回ったり、牛やニワトリ、犬を追っかけたり、夕食どき火を見てうっとりしている姿をみていると、彼女にとってこの生活を選んで良かったと思う。娘が逞しく過ごしてくれていることが、私を支えてくれる。

| ジンバブエでの日々 | 23:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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