元氣メグル日々 エリカのブログ

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2年ぶりのジンバブエ

3月23日まで40日ほどジンバブエの夫サムソン・ブーレに会いに行っていました。
この2年間、ひとりで娘を産んで育てて、ジンバブエの夫とはメールで時々連絡をとるぐらいで、コミュニケーションはうまく取れていなくて、私は夫の言葉はもう真に受けなくなっていました。
最後のジンバブエかな、ぐらいの覚悟で旅立ったのに。まさか、本当に空港に迎えに来てくれて、彼の村リンガ村で家族で暮らせるなんて夢のようでした。

夫と離れて暮らす大きな原因になったのは、村の伝統婚の妻が私と夫の結婚を認めなく...て暴力的だったことでした。一夫多妻制の社会なのですが、夫はこの妻と別れたいと言って2年間以上。この離婚は難しいと思い夫の言葉を信じていなかったのですが、この妻も昨年中に家からいなくなっていて、村人達も夫の家族からも、正式に妻として歓迎されるという思いがけない生活が待っていました。
アマイ・ブーレ、アマイ・アイネ、アマイ・チェナイ(アイネのショナネーム)と皆に呼ばれるとは、幸せな気持でした。
家には、結婚してハラレで暮らす長女と離婚した妻との3人の娘はいませんでしたが、3人の息子達がいて、この兄達も私をママと呼んでくれて、娘と遊んで世話を焼いてくれて、とても可愛がってくれました。夫も、娘を抱いて、遊んで、こんなに可愛がってくれるとは思いませんでした。娘もダディという言葉をすぐに覚えて、何でもダディと呼んで父親になついていきました。
夫は、このまま一緒に暮らそうと言います。村人も家族ももう夫婦が別れて暮らす理由はない、帰るなと言います私も夫と村で暮らすことを望んで2年半前に結婚したのです。
娘は、裸足で庭中を駆け回り、犬やアヒルなど家畜と遊び(いじめ?)日本でも活発な子でしたが、ジンバブエではもっと自由に活発に過ごしていました。食事もサザもライスも食べ過ぎるほど食べていました。井戸水が心配でしたが、娘はさすがアフリカの血、お腹を壊すことなく過ごしてくれました。
家族がいて、この自然があるジンバブエの方が、娘が育つには良いのかもしれないと私も感じています。
ただ、私はこの2年間大変辛い思いをしました。この痛みを繰り返したくない。ましてや、思い切って愛媛県の大島に移住したばかりだし。

2年前、日本で暮らすことになった原因のひとつは経済的なこともありました。彼が、私のお金を当てにするようでは、ジンバブエで収入のない私は暮らせません。
夫は、経済力を付ける為にこの2年間努力していて、設備投資していました。
ムビラメーカーとしての収入は、日本もアメリカもオーダーが減っていましたが、今はアメリカ向けに作っていました。変わらずひとりでコツコツと丁寧な仕事ぶりでした。
夫の主な収入は、タバコ農家としての収入ですが、これもパッキングの為の機械を買ったり設備投していました。
畑に井戸を掘り、水を貯めるタンクも作り、どの時期でも電動でスプリンクラーから畑に水をまけるようにしていて、ポテトやキャベツなど多角的な農業も出来るようにしていました。スプリンクラーの設備を持っているのは、このリンガ村では他にいないようです。
今年中には、日用雑貨を売る店も開く計画です。
経済力を向上させ、安定させるから、来年ぐらいには戻ってきて一緒に暮らしてほしいと彼は言います。彼もこの2年前の過ちを繰り返したくない思いを感じました。
私も日本で仕事をしてお金を貯め、今年の彼のビジネスの動向を良く見て、再びジンバブエに移住するか判断していこうと思っています。

今回は、ほとんどハウスワイフの生活でした。
夫とタバコの葉の収穫、加工の作業をし、洗濯、家の掃除、火をおこして囲炉裏で簡単な料理をすることも出来るようになりました。
夫は、本当によく勤勉に働いていました。畑でモンキーやワイルドピッグの被害があるので、深夜も見回りに行き、タバコの葉をドライにするため4日ぐらい炉で火を焚きっぱなしにするので、深夜も火の番をします。
昨年から、ビレッジ7の長になっていて、村人とのミーティングや相談に来る人など来客も多く、村のリーダーとしての用事でも忙しくしていました。

特にライブに行くでも、儀式に行くでもなく、ハラレに2日行っただけの、穏やかな日常でした。
しかし、このリンガの大きな空、満点の星空、メイズや様々な食べ物を与えてくれる豊かな大地。
愛する夫がいて子供のいる暮らし。夫や子供たちが夜、ゆっくりと弾くムビラの音。夫が語ってくれる祖先や精霊の世界。こんなシンプルな生活に、これ以上ない幸せを感じた日々でした。
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| ジンバブエでの日々 | 02:21 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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