元氣メグル日々 エリカのブログ

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夢のメッセージ

ある朝、目覚めた夫は私に素晴らしい夢をみたと言いました。
私と彼は旅をしていて、大きな川を渡ることになった。私は怖がったので、彼は私を抱えて杖を使ってその激流を渡った。そこに大きな豹のような動物がジャンプしてきた。
なぜこの夢が良い夢なのか。
それは、水の夢は幸運の印。それも動いている水は素晴らしく、夢の中の川は私が怖がるほどの激流だった。そして、ライオンなどの大きな動物は神の使い。それが自分たちに襲い掛かってきた。
「自分たちの未来は明るいよ」と夫はうれしそうでした。
ショナ人は、夢のメッセージを重要視します。

レジデンスを取るために、夫の職業欄を書く場所があったのですが、彼がミュージシャン、ファーマーなど何を書くのかと思ったら、彼はアーチストと書きました。
そういう認識なんだ。
タバコの農業収入が一番あると思うんだけど、彼はムビラ主体で生きているんだなあ。
夫のボツワナにいる弟に結婚報告の電話をしたら、文化がミックスしていくことが必要だ、日本人と結婚することはアーチストとして相応しい生き方だと、祝福してくれました。
私は、今自分の職業欄に何を書くのでしょう。
どう生きるかということは、みんな自分の感性に従ったアートだと思うのですが。その感性に従がって行動しなかったら、人生の自由はどこにあるのでしょう。奴隷になってしまう。生きる意味が分からなくなってしまう。
そういう意味だったら、私もアーチストかもしれないけど、職業欄にアーチストと書けないなあ。

私は、年少時代を裕福な日本で生きてきました。
でも、夫は1970年生まれ。1980年の独立まで国が独立運動をしていたし、その後の独立の混乱で1980年から1985年は小学校にいけなくて、15歳から小学校に行きなおしたとのこと。でも、そのころは大人も老人も小学校に行きなおしていて、自分は学校でも若い方だった、などと話してくれました。夫の子供たちも、家を転々としたり、母親は変わるし、育った環境は複雑です。
自分が育った家庭や社会とは、あまりにも違います。もっと夫やその家族がどのように生きてきたのか、知りたいと思うのです。
ムビラの亡き師匠パシパミレも随分、独立前の原始的な村での生活、白人社会の話、独立戦争などの話をしてくれて、この国の歴史を教えてくれました。
物欲の強い西洋諸国のように先端機器に囲まれて生活したい今のジンバブエ社会からは、想像できない様な世界です。
この国の国民性の違いに大変驚かされます。
この国では、みんな子供時代に良き友人を作りません。人は騙しあうので、危険だから、友人はあまり作るなと親は子供に教えています。日本は多く友達を持つことは良いことだと、子供に教えるのに。
でも、その意味も最近分かります。
ものすごく疑い深くて、家族友人間でも本音がどこにあるのか分かりにくい国だし、騙しあいも多く「人には気をつけろ。人は危険だ」と言い合っている民族です。日本人の友人がこの国でのビジネスは、人を騙して人からお金を取ることだ、と言っていましたが、確かにそうだと思うことがあります。貸したお金は返ってきた例がなく、最近はいくら泣き言を言ってきても、「お金がない」といいまくっています。
日本人は本当に正直な善良な民族で、人からお金を借りることや約束を破ることなど恥を知っていて、信頼の大切さを知っていますね。
でも、政治経済の世界を見ていると「人は危険だ」が真実かもしれない。日本人は、物質に埋もれて、人の本質から目を背けているのかもしれない。

まったくこの国はすべてがゆっくりです。そして、手続きが猥雑で、説明も親切ではありません。
私のレジデンス手続きも書類も入金もできたので、すぐ発行されるのかと思ったら、6週間かかるとのこと。
最初、外国人だからって馬鹿にして騙されていると思って、夫を連れて再度イミグレへ行きましたが、やはり6週間かかるようです。遅すぎます。銀行口座も作れなければ、隣国へもいけません。
友人の車が事故にあって、運転席のドアが破損し、窓ガラスが粉砕したのですが、この修理に1ヶ月かかりました。トヨタコロナの窓ガラスがなくてそれを探すところから始て窓ガラスを手に入れて、ドアの破損にも5日ぐらいかかり、それが直ったら窓ガラスのところへ行って窓ガラスをつけて。一箇
所の修理工場で一遍にはできないようです。日本だったら、トヨタショップで数日で一遍に直るのにと思いました。
日本のとても回転の速い社会に疲れて、この国へ来た自分ですが、物事はゆっくり進んでもお金が無くなっていくのは早いので、このゆっくりさに焦りも感じます。

焦っても、人に怒りを感じてもしかたありません。すべては好転して、ゆっくりでも進んでいるのだと思って、機会を待つことにしましょう。
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| ジンバブエでの日々 | 17:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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