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元氣メグル日々 エリカのブログ

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贈り物たち

出発まで一週間になりました。
一週間後には私の携帯電話は使えなくなります。
それ以後は、どうぞメールで連絡ください。

誕生日とジンバブエへの出発が重なって、多くの方からメッセージやお祝いの品を頂きました。
本当に、2月にジンバブエに移住することを決心して帰国してから、ここまで日本、ジンバブエ双方で色々事件があり、その度に挫けそうになる気持ちを支えてくれたのが、友人たちでした。
異文化の中頑張らなくてもいい、早く戻ってきな、と注意、忠告の声も親族、友人達からあり、耳が痛くなかなか素直に受け取れないのですが、これも愛。決心を後押しし、応援してくれのも愛。
多くの人の愛情を、こんなに感じたことは有りません。
ありがとう。

ムビラの谷中教室の生徒さんたちから、谷中にちなんだ風呂敷や手ぬぐい、ジンバブエの子供たちの為に折り紙などを頂きました。すごくうれしい贈り物でした。
谷中で4年間教室をしてきましたが、ただネマムササを4、5人で心をひとつにして弾くことが心地良かった。ムビラ教室での生徒さんとの交流は、私にとっても楽しい時間でした。日本の品は、きっと私の気持ちを温めてくれると思います。


友人たちが、誕生日のお祝いもしてくれました。携帯用の絵の具、ハガキ、スケッチブックなど、絵の道具をくれました。「ジンバブエに言っても、表現することを忘れず、ハヤシエリカでいて欲しい」という言葉が、胸に残りました。
評価は関係なく、自分を吐き出すように描いてきた絵ですが、出立にあたり「これからも描き続けてほしい」と言ってくれた多くの友人達の言葉が、これまで好きに描いてきた自分の絵への最大の評価のように思いました。
お金にはならなかった私の絵ですが、お金よりも私の絵が誰かの心とつながれたなら、ありがたいことです。
これからの生活で、自分の感性は変化し、絵も変化していくでしょうね。


私は、一生ハヤシエリカです。
これは親がくれた本名であり、「林」の性を捨てず、私は一生日本人いたいと思っています。
友人たちが「日本人としての誇りを持って外国でも生きて欲しい」と言ってくれました。
何が「日本人」らしさなのでしょうね。

ジンバブエでは、自分の自分の身を守りためか、嘘を付き合い、騙し合い、呪いあい、盗み合い、モラルは無いのかと思うときが有ります。
日本で大事にされる他人や仕事に対し、約束を守り、正直で、真面目で、誠実でいると、損害を受けてしまうような感覚を受ける時があります。
私も、これまで痛い目によくあい、学習しているので、彼らの悪い週間から身を守る予防線は常に張っています。
これからもっと、被害を受けないように厳しく安全面に注意しなければと思っています。
でも、彼らの、悪い習慣に付き合うことはなく、日本人の美徳は守っていきたいと、思うのです。


旅をすると、日本人は世界でもまれに見ぬ、世の隅々まで足を伸ばしその文化に順応してきた民族だと思わされます。
インド人も中国人も世界の隅々までいますが、みんな自分の文化を固守し、現地文化と距離を置いていました。
日本人は、自分の文化を活かしながら、ありのままの相手の文化をも飲み込んで自分の力にすることができる民族だと思うのです。
自分にも和を持って、曖昧に平和的に、相手の文化と自分の育った文化とを大きく飲み込む日本人としての能力があると思うのです。
私が日本で仕事をしてきて評価されたことは、ジンバブエへ行っても大切な事でしょう。
変わらず、真面目に誠実に、周囲に心を配ってどこに行っても私は日本人らしく生きて行きたいと思っています。

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