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元氣メグル日々 エリカのブログ

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のこり30年の生き方

娘が11歳の誕生日を迎え、同じ7月生まれの私は49歳になった。50歳目の前に、私は今年ひとつの目標を決めた。

20歳で看護師になったので、約30年ナースをしてきたが、80歳まで働くとして、残り30年は自然療法家を生業にする。

もともと27歳で旅に出た時点で、西洋医学にも看護界からも足を洗いたかった。でも、ムビラや絵などをする軍資金に看護は常に手っ取り早かった。今も同じ。常に看護の仕事は、金銭的には私を潤した。しかし、もともと2011年にマクロビオティック師範を取ったように、私は自然療法や東洋医学を中心に、人々の健康を助けるのが願いだった。
看護は、常に医師の指示で動いている。医師はどうかというと、マニュアルに沿って、指示を出している。その医療は対症療法で、詐欺みたいなもの。治りはしない。今や医療は悪徳ビジネスだ。
特にコロナのワクチン接種や輸血、ステロイド剤、抗生剤など指示に従っているときの虚しさ。ナースの私は、悪の手先だ。

かつてマクロビオティックを基礎に食箋を出せる自然療法家になりたかった。マクロビの陰陽論、身土不二、一物全体という哲学は真理だと思う。しかし、コロナ禍を通じて、社会毒の多いこの世の中で、いかに毒を取らないか、いかに毒を排泄するかが、大切だと考えるようになった。

自然療法も数多ある。その中で自分らしくできることを探すと、イトウテルミーに行き着いた。
この温熱療法は、マッサージと温熱とアロマテラピーを同時に与える。経絡を狙って鍼灸的な使い方も、足裏の反射区を狙って官足法的な使い方もできる、子供やターミナル期の体力のない方へは、優しく擦るようにもできる。火の強さ、道具の動かす強弱で、症状に合わせられる。
人は温める血行を促し、各臓器が機能していけば、治癒しておのずからバランスを取っていく。

我が家は築50年ぐらいの古民家。ここを施術所として、私の自然療法院に集った人たちと、味噌を作るワークショップをしたり、田んぼ活動に誘って会員を増やしたり、野草を摘みに行ったりしたい。
この社会を国を子供たちに平和な世を残すための活動だってできるだろう。

私は、未だただのナース。イトウテルミーを独学しているが、資格はまだ取れていない。ただの決意表明だ。
ナースからは、なかなか足は洗えないだろう。子育てにも益々資金がいるから。でもいい。ゆっくり10年ぐらいかけてフェードアウトさせる。そして、私は、自然療法家として生きる。



| 自然療法 | 13:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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インフルエンザ予防について

職場の介護施設ではインフルエンザが蔓延しています。45人程度の入所者のうち、最高で12人の陽性がでて、大混乱。健康なの人がインフルエンザになっても、数日辛いだけですが、持病のある高齢者が罹患すると、もともと悪化していた心不全や腎不全、嚥下困難などが急激に悪化して、病院に救急搬送したり、施設では暮らせず療養型病院に転院してもらったり、命にかかわる事態になってしまっていて、心痛い。
職場は1月から面会や外泊中止にして、外部からのウイルスの侵入を防いだり、職員全員マスクしたり、対策はしていたのですが。職員の感染者も増えています。この事態に、職員やもともと介護度の高い入所者に、予防的にタミフルを内服させる対策もとっています。感染前に抗ウイルス剤内服とは疑問が残る。。

娘に予防接種をしないと決めて、購入した「ホメオパシー的予防」の本を取りだし、influenziとOscillococcinumのレメディを購入。ふと久しぶりにホメオパシージャパンのカタログを見れば、見たことある花の写真。マザーチャンクというハーブを抽出したエッセンスなんですが、これ昨年南アフリカのムタタのモモチャンの家をたずねたときに、免疫力をあげる効果が高いと勧められて購入したechinaforceと同じ花ではないですか。エキネシアというハーブです。南アフリカでは、トランスカイという地方の普通の薬局にも、こういったホメオパシー的なものが売っているとは、日本との違いを感じます。私も娘もレメディーもechinaforceも滅多に使わずにきましたが、今回は使ってインフルエンザ予防。
モモチャンの旦那さんの弟が、風邪を引いた私たちにTea tree のアロマオイルを嗅がせてくれましたが、帰国してからアロマランプ買ってteatreeやユーカリなど、抗菌作用のあるものを毎晩使っています。
もともと一日二食の少食マクロビ食ですが、今回は特に食事も徹底して。マクロビ食にしてからメンタルのクリアーさが違うと感じていますが、少食にしてからよりエネルギーの高さを感じます。
そして、先月から始めたら官足法の足もみによる排毒もいい感触。お灸も習慣的に使っているので、お灸も併用。
インフルエンザに関わらず、風邪など病気になること自体が悪いとは思わない。子供もかかるべき病気もして排毒したほうが健康に成長できるとおもいます。でも今回は、職場の高齢者の健康の為に免疫力、抵抗力つけて予防に勤めます。


| 自然療法 | 20:04 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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7ヶ月検診

娘の7ヶ月検診での小児科医とのやり取りです。

娘の成長は順調なのですが、案の上予防接種を受けないことで「全く受けない親御さんは初めてです。子供のことを考えてください。あとで後悔しますよ」と言われました。「アフリカに行くなら肝炎から受けられるものは、全部受けていったほうがいい」とも。あとで後悔するといわれては、脅しのようで、ひどい母親だと言われているような気分でした。

予防接種には政治的な意図なども言われていますが、私は、やはり予防接種は効果より身体的なマイナスのほうが大きい受けないほうがいいと思っています。予防効果は確かでなく、予防効果より化学物質を体内にいれるアレルギーなどの免疫機能への悪影響や発がんの誘因となることなどほうが大きいと思います。
肝炎もコレラもジンバブエにはある感染症ですが、ワクチンはどれも完璧な予防効果はないでしょう。
小児科には、これでもかと製薬会社や横浜市のワクチンのポスターやパンフレットが置かれていました。ロタウイルスのワクチンもできたんですね。重症の胃腸炎を起こすことのある感染症ですが、小児にはよくある病気です。
こうやってすべての病気を予防接種で防ごうとしたら、毎年いくつのワクチンを接種しなければならないのでしょうか。

ウィルスや細菌を敵と考えるのではなく、彼らが存在していてもそれらと共存できる強い体を作ることが大切だと思うのです。
ウィルスも細菌も私たちも必要があって存在しているんだから。
薬ですべての病気を予防したり、抑え込もうとして、薬漬けになって人類は自然のバランスを失って、健康を害しているように思えます。

医師は、「あなたの言う自然育児というものは、宗教みたいなものです。予防接種は親の同意が必要で強制ではないので、私もあなたの信仰にこれ以上言えません。」と言っていました。
エホバの証人の輸血拒否に類似る考え方だとも言われました。私は千島学説を支持していますので、赤血球がすべての細胞のもととなり、他人の血液を入れることは自分の血を汚し副作用は多大で、輸血は避けるべき医療行為だとも思っていますが。
私も、医師の信じる西洋医療や日本の医療行政と、私の信じるマクロビオテックや自然育児などというものは、信仰の違いといえると思うので医師と意見を戦わせることなく帰ってきました。

「普通に子育てしたほうがいいですよ。」と小児科医師にも実家の母にも言われました。
原発事故でも見られるように、私たちは国に散々騙されてきたではないですか。これでも思考を停止させ、権力者の言うことを鵜呑みにし、みんなと一緒なら安心だと言っていろというのですか。

この小児科医は、善良そうな穏やかで優しい方で、もし娘が病気になったらお世話になろうと思っています。
予防接種も放射能などの環境汚染、食品の添加物、何が正しいのか正直私も確証はなくいつも迷っています。
なるべく自然の摂理に順じて生きること、これだけが真理だと思います

| 自然療法 | 00:18 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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マクロビオテック師範をとりました。

日本CI協会、リマクッキングスクールの師範科を卒業しました。
これで、一応マクロビオテック師範です。
1年半、ムビラや看護の仕事の間に良く通いました。
でも、これからがスタートです。
看護の国家試験が受かっても何もできませんでした。臨床の場で実践を積んで、観察ができ、注射や採血、吸引といった技術も身につき、看護師になれたなあ、と思います。
食養も同じで、たった1年半学校に通っただけですから、師範なんて名前だけ。これからどう実践していくかが、大切なんだと思います。
試作会2


今日の卒業試作会に提出したのは、 カボチャと小豆の薬膳タルトと山芋と人参の薬膳タルトです。マクロビを勉強しながら、途中で東洋医学と薬膳を独学するようになったので、このようなレシピを創作してみました。

肺疾患、補脾、利水の効能の南瓜と小豆の薬膳タルトは、小豆南瓜という典型的な脾臓を活性化させる糖尿病などによいメニューのタルトへの応用です。利水効果もあるので、腎臓病にも良いです。生薬の甘草とデーツで、甘みを加えて、甘草の潤肺、止痰といった肺疾患にも良い効果を狙ってみました。
消化器疾患、健脾の効能の山芋と人参の薬膳タルトは、山芋と人参といった胃、脾臓といった消化管によい素材をメインに、陳皮となつめの生薬を使って甘みをだし、栗も入れて健脾効果を高めてみました。
薬膳って、生薬臭さを目立たせないように、美味しく作るのが難しい。

試作会1


マクロビを勉強し、実践して、玄米菜食、小食で人が健康で逞しく生きていけることを、実感しました。白米、肉食をしていたときより、体は締まったし、集中力も上がって、仕事の能率よく出来ていると思います。そして、なにより自分の直感力を信じられるようになったかな。
人は食べ物のお化けだと、マクロビではよく表現していますが、本当にそう思います。
食べ物は、偉いです。ひとつひとつ効能があって、力があって、私達を生かしてくれる。

食材に向きあって、料理をすることを学べた、この教室に通って本当に良かったと思います。
火の入れ方、素材の切り方で、料理の陰陽を変えられて、その人の状態、その季節にあった料理方法ができます。マクロビは、ただの玄米菜食でもベジタリアンでもなく、陰陽論ですから。
でも、この陰陽論だけで、その個人の健康状態を診断して、その人にあった食事指導をするには、診断方法の不足があるなあ、と授業が進むほどに思いました。
もっと個別に診断して、その人にあった食事指導が出来るように成りたい。
という訳で、来年四月から北京中医薬大学日本校、薬膳専科に通うことにしました。
1年間で、国際中医薬膳師を目指します。
15歳から看護の道に入り、医学、健康を勉強し続けていますが、人の健康への興味は尽きませんね。与えられた一生を健康に生き生きと生きていくのを助けられる人でありたい、とずっと思います。
また、ムビラと仕事と学校の日々が続きます。楽しみです。

最後に桜沢如一先生の愛弟子である田中愛子先生とツーショット。
マクロビはお料理でだけではないから、宇宙のエネルギーと一緒になって、平和に健康に生きていく命の道だからと、話されていました。
86歳、きれいに歳をとられた素敵な生き方をされた方で、尊敬して授業を受けていました。
試作会3

| 自然療法 | 23:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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東城百合子先生の講演会

マクロビオテックのリマクッキング教室の台湾人の友人李さんに「食養や自然療法の道を進むなら、東城百合子先生に会わないといけないよ。」と言われ、今日明治神宮会館で行われた東城百合子先生の「食べのものが人生を変える」、遺伝子学の権威村上和雄先生の「いのちのメッセージ」という講演会に行ってきた。
ちなみに李さんは、わざわざマクロビを学びに台湾から留学してきた人で、「日本の伝統的自然療法は、専門家だけでなく各家庭でできるよう普及活動がされていてすばらしい。その尊さを日本人は忘れている。」と言っていて、私に多くのことを教えてくれた。

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「家庭でできる自然療法」の著作で有名な東城先生。今年で85歳。2000人は入る会場が満員だった。
私は、玄米菜食の優位性とか、自然療法の方法論とか、各論を説得力のある話しで教えてくれるのかと思っていた。内容は命の尊さを説いたもので、今自分が思っている内容に近くて、とても感動してしまった。

戦後、日本は「お天道様」が分からなくなってしまった。
お天道様とは太陽ではなく、もっと偉大なこの世の大いなる力。
戦前は、日本はご先祖様、お天道様が見ているから、その連なりの中に自分は生まれたのがだから、親や世の中に恥じない、人に役に立つ人間にならなければならないと、家庭教育が行われた。
戦後は、「お天道様」を教えることなく、知識情報、お金、目に見えることばかり教えて、家庭教育は崩壊し、家庭が壊れたから子供は生き方を知らないし、日本がおかしくなった。
生きる事とは、料理、洗濯、掃除であり、母親がそれを家庭の中で実践して手と体を使って子供に見せ、生きるとはどういうことか教えなければ、子供は育たない。
戦後、60年。もう4世代目が生まれて、「お天道様」はどんどん目減りしていっている。
こんな日本で情けない。私を生かしてくれた大地、この日本を愛して、感謝している。情けない、と東城先生は涙していた。

私は、自分の祖父母や両親を思ってしまった。
両親は自営業だったから、仕事もご飯もいつも家族一緒だった。私は両親が、お客様に頭を下げ商売をする様子をずっと見てきた。
父は、女に学はいらないといって、成績が良かった私を褒めたこともなかったし、進学するなといったから私は自分で働きながら勉強することにした。勉強より父は、家業の手伝いや家事をさせた。言葉使いも身だしなみも、躾が厳しかった。両親への反発から、早くに独立してしまったけど、両親は私に生活の仕方を教えて偉かったと思う。
ただ、戦後生まれの両親は、神を信じていなかった。親戚付き合いも嫌って、父は自分の葬儀も密葬にしたから、私達の世代は親族との縁が薄い。そういうところが、私が愛がない、と自分の家庭に感じていた欠落感だと思う。
救いは、私に「お天道様」のような大いなるものの存在を感じらせてくれた祖父母だったと思う。
お地蔵様の日といって、毎月お地蔵様に通っていた信心深い祖母。
正月、テレビで天皇陛下が映って「今年もどうぞよろしくお願いします。」とテレビに手を合わせていた、今は認知症になった祖母。
大切なことが書かれていると教育勅語を渡してくれたり、戦争の話などしてくれた祖父。
すべての人が、両親と暮らした家庭の環境を背負って一生生きていく。それは自分の感じ方、考え方にも思うし、老人介護をしているとよく思う。

東城先生が、「故郷岩手では野焼きをする。そうすると木の鳥の巣では母鳥が卵を守りながら死んでいるのです。母は、命を懸けて子供を守る。父は、種ですから飛び立っていくのです。男と女は、同権ですが使命は違うのです。体の作りを見ても男は生殖器が出て外で役割を果たすようになっているし、女は巣を体の中に持ち家を守るようになっているのです。男女平等といって女が世に出て家庭は崩壊した」と言っていた。
私も本当にそう思う。
女は、料理、洗濯、掃除がまず大切で、お金はその後だと思う。古風なのではなくて、大切な自然だと思う。
私が、女として女らしく生きて、かつ稼ぎたいと思って、看護婦になった。総合職の社会進出するOLが子供心に嫌だった。
最近、男性の看護師も増えているけど、それが患者にとって幸福かどうかは常々疑問。

村上和雄先生も東城先生に通じるお話をしてくれた。
遺伝子研究をしてきて、解明するほどに見事に規則正しく並んで完璧に働く遺伝子の暗号を誰が作ったか、それは大いなるものサムシング・グレートしかないという思いに至った。
どんなに科学が進んでも、人間は大腸菌からインシュリンをつくったり部分から部分を作ることはできるが、大元の細胞のことはほとんど分かっていない。細胞を作った大いなるものの、存在を思わざる得ない。大いなるものもの「サムシング・グレート」の中で生物は何十億年も生き続けて、今に至っている。今、私達が生きていることはただ事ではない、そう話してくれた。

自分達の心臓が動いているのも、臓器がホルモンや消化液分泌しているのも、自分の意志ではなく自律神経の働き。では、自律神経の自律性を作り出しているのは、それは東城先生のいう「お天道様」、村上先生のいう「サムシング・グレート」だろう。生物を作った大いなるものの力だ。
「ムビラというトランスミュージックが健康に役立つことを医学的に説明して」という話に、高知では引っかかってしまったが。
まず、この大いなるものの感性がない医学業界の人に、どう理屈を重ねても分かり合えないと思う。

この講演会を聞きながら、自分が何で祖先崇拝の降霊に使われるムビラに惹かれ続け、そして看護や食事療法にこだわってきたのか、分かってきたように思った。自分が描いた絵を見ても、子供や食事の絵ばかり。
人が健康に暮らすには、大いなる目には見えないものの存在を感じ感謝しながら、食事、掃除、洗濯といった自分の暮らす地に根ざした生活を実践しなければならないのだ。
日本は東城先生がいう「お天道様」の教えは、学校も両親も教えてくれなかった。だから、私はジンバブエで見つけたのかもしれない。

玄米菜食がいいとか、なんの野草がいいとか、梅肉エキスだとか、そういう各論的知識は後でいいのだ。本当に大切なことは、自分達が大いなるものの力で今を生かされている、自分達の命の尊さを感じる心を育てることだなんだ。
東城先生も村上先生も、私の祖父母の世代だ。
歳を得た人の言葉は、本当に偉大だと、胸が熱くなった。

帰りに明治神宮に、参拝にいった。今日の明治神宮は、七五三、お宮参り、結婚式の人が多くて賑わっていた。
新嘗祭のため全国から産地食材の献上物が拝殿の周囲に飾られて、野菜の宝船もあった。
明治神宮は、この東京の中でも本当に心清らかになる地だと思う。
清々しい気分で鳥居を出たら、原宿駅のコスプレや地ベタに座る若者達に急に冷ややかな気持ちになった。
お天道様を拝む日本の美しい心を築き治さないと、ご先祖様に申し訳ないよねと、東城先生の涙を思った。

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| 自然療法 | 22:38 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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