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元氣メグル日々 エリカのブログ

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映画WILLについて

「WILL」https://will-film.com/
という映画を横浜黄金町ジャックアンドベティで見てきた。横浜市内に数多あった独立系の映画館も、閉館が相次いで、今は伊勢佐木町のシネマリンとジャックアンドベティぐらいしかない。とんがった問題作や自主制作映画も上映する貴重な映画館で、存続を願って応援している。
映画WILLは、「俳優・東出昌大は猟銃を持ち、山へ向かった。水道もガスもない状態での暮らし。狩猟で獲た鹿やイノシシを食べ、地元の人々と触れ合う日々は、彼に何をもたらしたのか――」という内容。
私は俳優としての彼のファンでもなく、今の日本で狩猟を生業として生きる人の姿を見たかった。山の中、獣は撃たれ捌かれる。その映像の連続に、ジンバブエでの生活が思い出された。狩猟で撃たれ死に際に「かわいそう」と猟師も命を奪ったことに胸を痛めるが、その肉は非常に美味い。命を奪い合いそして今、自分は生きている。その生々しい生と死の中、彼は生きている自分を実感していく。私がアフリカを愛するのは、そこには生々しく生きる人の生活があるからなのだ。
そして、私はナースを辞めたいと思っているが、薄っすらと一生やめられないかもしれない、自分の仕事を思った。この仕事は、寝て排泄し食事し老い、命の限り生々しく生きる生と共にあって、そこに死や老いとともに生きている私自身の命を実感する瞬間がある。
生きることを見せてくれる素晴らしいドキュメンタリーだった。
ひとつ心に残ったのは、彼は「自分の子ができたとき、自分は残したもう死んでもいい」と思ったらしい。それは実にオスらしい発言だ。私は、子ができ親となった時、「この子を育てなければ、この子が生きていく姿を近くとも遠くとも、ずっと見守っていきたい。健康に長生きしたい」と生への渇望が湧いた。母は、子を得て強く生き抜こうとする生物なのかもしれない。

| 日々のこと | 00:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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資本主義の次に来る世界

「資本主義の次に来る世界」ジェイソン・ヒッケルを読んで。

2011年、私はジンバブエ移住を試みた。その時、後押しされた本に「資本主義の終焉と歴史の危機」水野和夫著があった。搾取、富の不公平を基本とする資本主義は、自然を破壊し、どの生物にも幸福はもたらさない。自給自足を中心とした自然環境と一体化した生活を夢見て、私はジンバブエの村での生活に飛び込んだ。紆余曲折あり、結局2016年には日本での生活に戻っている。私が、この資本主義の都市生活の中でしか生きる能力を持たない近代人で、無力であったと、挫折感が今もある。あのままあの草原の村にしがみついて、財産もなくただ農民として生きてあの土となって死ねたなら、人間として幸せだったのに。原始的生活を貫ける自分の能力がなかったのだ。

この著者ジェイソン・ヒッケルは、スワジランド(エスワティニ)出身の英国人で、アフリカが搾取されてきた歴史を実感し研究している。そのせいか、私の感覚と親和性が強かった。

資本主義は自然や身体をモノと見なして「外部化」し、搾取することで成立している、「ニーズを満たさないことを目的としたシステム」である。
ヒッケルは、「アニミズム対二元論」という視点で、資本主義の歴史とそれが内包する問題を白日の下にさらし、今後、私たちが目指すべき「成長に依存しない世界」を提示している。私達は、自然は支配し搾取しコントロールできるものとして経済を組み立てている。私達は、経済は成長しなければいけないと洗脳さ生態系を壊し続けている。私達は、資本主義と民主主義を一体化して捉えているが、そもそも両者は両立しない。
富を公平に分け、過剰な生産をへらし、過剰な労働を減らしていけたなら、私達は少ない物、労働で余裕を持って生きていけるのに。生態系の互恵に根ざした経済にどうやったら持っていけるか。
彼の提示する具体策は、今の腐った政治家や企業ではとうてい無理と思えた。個々人がどうコミュニティを作り自然と一体化してアニミズム的な感覚をもって生きるか。
読み応えのある刺激的な著作だった。

| 日々のこと | 20:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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草津の伝統湯

正月前後に草津に来るようになって7年ほど。

娘も、大きくなって、ソリもスキーも一通りやって、漫画堂で漫画を読みまくるほうが楽しいとなって、私は彼女を漫画堂に3時間預けて、憧れの伝統湯に向かうことができた。


コロナ禍前には共同浴場は沢山あったのに、今は3つのみ。そのひとつ千代の湯に伝統湯はある。

かつては湯長という指導的な人が湯を管理し声掛けしていたようだが、色々もめて今は湯長はいなく、共同浴場なのにマナーの悪い人もいて管理人もいなくなり、やり方のみ書いてある。

でも、通い詰めいる常連さんが優しく入り方も、声掛けしてくれたためその真髄を味わうことができた。出会いに感謝。初めてだったが気血の巡りがすごくて6回も通ってしまった。

これはすごい。自然療法を実践する方におすすめしたい。常連さんと自然療法話で盛り上がったが、30年通い、とうとう草津移住したらしい。私も来年も、伝統湯に通うぞ。


入浴作法はこんな感じ。


入浴者が準備運動を兼ねて、着衣のままお湯の温度を下げる為の「湯もみ」をする。

「くさつ~よいと~こ~いちど~は~おいで~...」と草津節を唄いながら湯もみ板でお湯をかき混ぜる。


服を脱いで、まずお湯を、足に10杯から20杯掛ける。

血液を頭部に運び貧血防止などにも 繋がる「かぶり湯」を頭部に30杯程度掛ける。


次に3分間の「入浴」。 意識の有無を確認するため入浴代表者は「号令」をかけ、他の入浴者はオーと声をだす。



一、したくが宜しければソロソロ下がりましょう。オー!


二、揃って三分~。オー


三、改正の二分一。オー。(一分経過)


四.限って一分~。オー。(二分経過)


五.チックリ御辛抱~。オー。(三十秒前)


六、辛抱のしどころ~。オー。(十五秒前)


七、最直(もうじき)です。ありがたい。(十秒前)


八. 如何 (いかがですか)。効きました。(五秒前)


九、さあ効きましたらソロソロ上がりましょう。


その後、46度程度の源泉をたっぷりかけ湯して、浴衣やバスタオルをかけて汗をたっぷりかいて毒出しをする。常連さんはサウナスーツや保温用アルミシーツを被って内部体温を維持して汗を促している。


年々湯温が下げられてしまって、物足りなく感じられる草津だが、ここは高温しっかり維持して、しっかり体温を上げくれた。

| 自然療法 | 17:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Somson Bvure 日本ツアー

娘の父親Samson Bvureが来日し、ツアー中です。10月1日の吉祥寺アフリカ大陸のライブに行ってきました。
ジンバブエでは、ムビラを数時間弾くことはあっても、ホーショーを振り続けることがなく、久々のライブでホーショーを振りまくり筋肉痛になりました。
彼とは、8月ジンバブエで会っているけど、なれない日本の生活と忙しいライブスケジュールを懸命にこなしている様子。
ムビラ奏者招聘経験者なので、ツアーを決行する協力者の方々の苦労をとても感じています。
満員になったアフリカ大陸でお客さんが楽しそうで、こんなにムビラを愛する人が日本にいたかと、ありがたくなりました。
私は、この娘を育て上げることに集中しています。そして、娘たちの世代にできるだけ良い社会を残したい、そればかりを思います。
ジンバブエの自然とともに生きるシンプルな生活、ムビラ音楽が作るスピリチュアルな精霊の世界。それは現代の行き詰まった日本の人々にヒントを与えると今でも思うけれど、ライブに来てくれた方々には伝わったと思っています。

| アフリカ、ムビラ | 00:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジンバブエの旅 その7

ガリカイ氏は、娘にジンバブエと私達家族の絆を保ってほしい、とGチューニングの小さめのムビラをくれた。
そんなプレゼントを用意してくれる彼の人柄に感動してしまった。
そして、最後にもうひとつの絆、娘の父親サムソン・ブーレを訪ねた。2011年ハラレで共に暮らした長女プリビアスは3人の子の母になっていた。2015年に村で共に暮らしたブライトン、ブレビーも素敵な青年になっていた。そして、あの頃3歳だった娘が私とほとんど背丈も変わらない11歳。みんな娘の成長を驚いて喜んでいた。
サムソン・ブーレは、9月来日ツアーをする。彼のためにも実現させた企画協力のみんなのためにも、成功を祈っている。

| ジンバブエでの日々 | 23:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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